問題
次のデフレーションに関する文章中の空欄A〜Cに入る最も適切なものの組み合わせを下記の解答群から選べ。 デフレーションは需要の減退によってもたらされ、貨幣の実質価値を高める効果を持ち、 A への所得再分配を生じさせる。また、人々が B を予想すれば、支出を手控えることになり、デフレ・スパイラルに陥り、不況をさらに悪化させることがある。需要の減退が生じている場合、「需要不足失業」とも呼ばれる C が観察され、需要拡大政策の発動を通じて失業の解消に努めることが要請される。
選択肢
- 1A:債権者から債務者 B:物価の持続的下落 C:循環的失業
- 2A:債権者から債務者 B:物価の持続的上昇 C:摩擦的失業
- 3A:債務者から債権者 B:物価の持続的下落 C:構造的失業
- 4A:債務者から債権者 B:物価の持続的下落 C:循環的失業
- 5A:債務者から債権者 B:物価の持続的上昇 C:摩擦的失業
正解
4. A:債務者から債権者 B:物価の持続的下落 C:循環的失業
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解説
デフレは物価下落を通じて貨幣の実質価値を高めるため、固定額の債務を負う債務者の実質負担が増え、債権者が受け取る実質額が増える。すなわち「債務者から債権者」への所得再分配が生じる(空欄A)。 人々が「物価の持続的下落」を予想すれば、待てば安く買えると考えて支出を先送りし、需要がさらに減退してデフレ・スパイラルに陥る(空欄B)。 需要の減退(不況)によって生じる「需要不足失業」は、景気循環に伴って発生するため「循環的失業」と呼ばれ、需要拡大政策で解消が図られる(空欄C)。摩擦的失業や構造的失業は需要拡大では解消しにくい。したがって正解はエである。 (出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成19年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第6問)
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