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経済学・経済政策難易度: 2024年度

中小企業診断士 過去問経済学・経済政策 第25問

問題

下表に従って、比較生産費説に基づく国際分業を考える。カカオ1単位を生産するのに必要な労働量は、A国では5、B国では4である。同様に、大豆1単位を生産するのに必要な労働量は、A国では10、B国では2である。労働は両国で同質で、当初はどちらの国もカカオと大豆をそれぞれ40単位ずつ生産していたものとする。このような状況に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 【表:1単位当たり労働量】 カカオ:A国 5、B国 4 大豆:A国 10、B国 2 a A国におけるカカオ1単位の機会費用は、大豆2単位である。 b B国における大豆のカカオに対する相対価格は、A国のそれよりも高い。 c B国で2つの財の生産に必要となる労働量の合計は240である。 d 当初の労働量を維持しながら、A国がカカオの生産に、B国が大豆の生産にそれぞれ完全特化したとき、各国におけるカカオと大豆の生産量はどちらも120となる。

選択肢

  1. 1a:正 b:正 c:誤 d:誤
  2. 2a:正 b:誤 c:正 d:誤
  3. 3a:誤 b:正 c:正 d:誤
  4. 4a:誤 b:誤 c:正 d:正
  5. 5a:誤 b:誤 c:誤 d:正

正解

4. a:誤 b:誤 c:正 d:正

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解説

リカードの比較生産費説。a誤:A国でカカオ1単位の機会費用=カカオ生産に使った労働を大豆に振り向けたとき得られる大豆量=5÷10=0.5単位(2単位ではない)。b誤:大豆のカカオに対する相対価格(大豆を1単位作るのにカカオを何単位犠牲にするか)は、A国では10/5=2、B国では2/4=0.5。よってB国の相対価格はA国「より低い」(高いは誤り)。c正:B国の当初の労働量=カカオ40単位×4+大豆40単位×2=160+80=240。d正:A国の当初労働量=40×5+40×10=600、これをカカオに完全特化すると600÷5=120単位。B国の労働量=240、これを大豆に完全特化すると240÷2=120単位。両国ともカカオ・大豆の生産量は120単位(A国がカカオ120、B国が大豆120)で正しい。よってa誤・b誤・c正・d正の「エ」が正解。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和6年度 中小企業診断士1次試験 経済学・経済政策 第22問)

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