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経営情報システム難易度: 難2024年度

中小企業診断士 過去問|経営情報システム 第20問

問題

情報セキュリティ管理に関する記述の正誤の組み合わせとして、最も適切なものを下記の解答群から選べ。 a CC(Common Criteria)とは、組織内での情報の取り扱いについて、機密性・完全性・可用性を確保するための仕組みのことである。 b CSIRT(Computer Security Incident Response Team)とは、24時間365日体制で企業のネットワークやデバイスを監視し、インシデントの検出を行う組織のことである。 c CVE(Common Vulnerabilities and Exposures)とは、情報セキュリティにおける脆弱性やインシデントに付与された固有の名称や番号のカタログのことである。 d CVSS(Common Vulnerability Scoring System)とは、情報システムの脆弱性の深刻度を、基本評価基準、現状評価基準、環境評価基準の3つの基準で評価する枠組みのことである。 (本試験では問題として不適切とされ、全員正解の扱いとなった)

選択肢

  1. 1a:正 b:正 c:正 d:誤
  2. 2a:正 b:正 c:誤 d:誤
  3. 3a:正 b:誤 c:正 d:正
  4. 4a:誤 b:誤 c:正 d:正
  5. 5a:誤 b:誤 c:誤 d:正

正解

4. a:誤 b:誤 c:正 d:正

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解説

本問は、中小企業診断協会が令和6年9月3日に「問題として不適切であることが分かりました」と発表し、すべての受験者の解答を正解として扱った問題である(「令和6年度中小企業診断士第1次試験における正解の訂正について」)。本サイトでは、出題趣旨に即した解答であるエを正解として登録している。 a:CC(Common Criteria/ISO/IEC 15408)は、IT製品・システムのセキュリティ機能を第三者が評価・認証するための国際基準である。組織内での情報の取り扱いについて機密性・完全性・可用性を確保するための仕組みはISMS(情報セキュリティマネジメントシステム)の説明であり、aは誤り。 b:CSIRTは、セキュリティインシデントが発生したときに原因の調査・対処・再発防止や関係者との連絡調整を行う組織である。24時間365日体制でネットワークやデバイスを監視してインシデントを検出するのはSOC(Security Operation Center)の説明であり、bは誤り。 c:CVEは、個別製品の脆弱性に「CVE-西暦-連番」の形式で固有の識別番号を付けたカタログで、出題趣旨ではcは正しい。 d:CVSSは、脆弱性の深刻度を基本評価基準・現状評価基準・環境評価基準の3つの基準で評価する枠組みで、出題趣旨ではdは正しい。 よって出題趣旨に即した組み合わせは「a:誤、b:誤、c:正、d:正」のエ。 【不適切とされた理由】協会は理由を公表していないが、c・dの記述には次の難点がある。c:CVEが番号を付ける対象は脆弱性であり、インシデント(攻撃や被害の事案)には番号を付けないため、「脆弱性やインシデント」とするcは誤りとも読める(cを誤とすると組み合わせはオになる)。d:基本・現状・環境の3つの基準はCVSS v2・v3の構成で、試験前年の2023年11月に公開されたCVSS v4.0では、基本評価基準・脅威評価基準・環境評価基準・補足評価基準の4つに改められている。版を示していないdは誤りとも読め、dを誤とすると「a:誤、b:誤、c:正、d:誤」に当たる選択肢はない。このように読み方によって正解が変わる、または正解がなくなるため、全員正解の扱いになったと考えられる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和6年度 中小企業診断士1次試験 経営情報システム 第19問)

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