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企業経営理論・経営戦略難易度: 標準2025年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・経営戦略 第5問

問題

垂直統合と市場取引に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1市場取引から垂直統合に転換すると、市場取引の時よりも暗黙知や文脈依存的な知識は活用されにくくなる。
  2. 2市場取引は垂直統合に比べて調整の効率性が高く、機会主義的行動の発生を抑制できる。
  3. 3垂直統合された組織では、市場取引の時に比べて、コストを削減したり機能や品質を向上させたりするインセンティブは高まる。
  4. 4特定の取引相手しか供給できない財を調達する場合、市場取引よりも垂直統合が選択される傾向がある。
  5. 5取引する財が標準化されている場合、市場取引よりも垂直統合が選択される傾向がある。

正解

4. 特定の取引相手しか供給できない財を調達する場合、市場取引よりも垂直統合が選択される傾向がある。

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解説

ウィリアムソンの取引コスト理論によれば、資産特殊性が高い(特定の取引相手にしか価値がない)財の取引はホールドアップ問題等の機会主義的行動リスクが高く、市場取引より垂直統合(内部組織化)が選択されやすい。エが正しい。アは垂直統合の方が組織内で暗黙知の共有・活用が容易。イは市場取引より垂直統合の方が調整・機会主義抑制に有効。ウは内部組織化すると競争圧力が弱まり、コスト削減・品質向上のインセンティブはむしろ低下する傾向。オは標準化された財は市場取引で十分(資産特殊性が低い)。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和7年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第5問)

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