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企業経営理論・経営戦略難易度: 2018年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・経営戦略 第9問

問題

技術のイノベーションは発生してから、いくつかの特徴的な変化のパターンをとりながら進化していく。イノベーションの進化に見られる特徴に関する記述として、最も不適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1技術システムが均衡状態にあることが、技術開発への努力を導く不可欠な力になるので、技術間の依存関係や補完関係に注意することは重要である。
  2. 2技術進歩のパターンが経時的にS字型の曲線をたどることがあるのは、時間の経過とともに基礎となる知識が蓄積され、資源投入の方向性が収斂するからである。
  3. 3優れた技術が事業の成功に結びつかない理由として、ある技術システムとそれを使用する社会との相互依存関係が、その後の技術発展の方向を制約するという経路依存性を挙げることができる。
  4. 4製品の要素部品の進歩や使い手のレベルアップが、予測された技術の限界を克服したり、新規技術による製品の登場を遅らせることもある。
  5. 5連続的なイノベーションが成功するのは、漸進的に積み上げられた技術進化の累積的効果が、技術の進歩や普及を促進するからである。

正解

1. 技術システムが均衡状態にあることが、技術開発への努力を導く不可欠な力になるので、技術間の依存関係や補完関係に注意することは重要である。

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解説

「最も不適切なもの」を選ぶ問題。アが不適切。技術開発を導くのは均衡状態ではなく、むしろ既存技術の限界や不均衡(リバース・サルバント=逆向きに作用する制約要因)であり、不均衡が新たな技術開発の誘因となる。技術間の依存・補完関係に注意する重要性自体は正しいが、均衡状態が技術開発の不可欠な力という前半が誤り。イのS字曲線(時間経過に伴う知識蓄積と資源投入の収斂)は正しい。ウの経路依存性による技術発展の制約も正しい。エの要素部品進歩や使い手向上による技術限界突破(セーリングシップ効果)も正しい。オの漸進的イノベーションの累積効果も正しい。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 平成30年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第9問)

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