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企業経営理論・組織論難易度: 2025年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・組織論 第14問

問題

組織における分業と調整に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1作業現場において、仕事を分業し、個々の作業範囲を特定の領域に狭く限定すると、作業者のスキルが均質化し、業務の幅が広がるため、キャリア形成の選択肢も増える。
  2. 2作業手順を標準化し、作業内容を確定させることは、計画目標の達成率を高め、生産性向上につながる。このような標準化と計画目標の関係は、「計画のグレシャムの法則」として知られている。
  3. 3仕事の分業が過度に進むと、組織メンバーは自分の仕事が組織全体にどのような意味を持っているか実感できず、仕事への意欲が低下することがある。こうした現象は、「アンダーマイニング効果」として知られている。
  4. 4仕事の分業を進めると、個々の作業が単純化され、機械化が容易となるため、各工程間の調整が不要となり、業務は効率化されやすい。
  5. 5定型的な作業は標準化によってあらかじめ調整し、想定外の事態には上位層が事後的に対応することで、仕事は効率的に行われる。

正解

5. 定型的な作業は標準化によってあらかじめ調整し、想定外の事態には上位層が事後的に対応することで、仕事は効率的に行われる。

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解説

オはマーチ=サイモンの組織論やトンプソンの調整理論で示される考え方で、ルーチン業務は事前の標準化(プログラム化)で対応し、例外事象は階層的に上位者の判断(例外による管理、management by exception)で処理することで効率的な分業が成立するため正しい。アは分業を狭く限定するとスキルが特化し業務幅は狭まる。イの「計画のグレシャムの法則」はルーチン業務が非ルーチン業務を駆逐する現象(マーチ=サイモン)で、標準化と計画達成率の関係ではない。ウの「アンダーマイニング効果」は外発的報酬が内発的動機を低下させる現象(デシ)であり、分業の弊害(疎外)の話とは別。エは分業が進むほど工程間の調整必要性はむしろ高まる。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和7年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第14問)

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