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企業経営理論・組織論難易度: 2023年度

中小企業診断士 過去問企業経営理論・組織論 第22問

問題

組織における制度的同型化に関する記述として、最も適切なものはどれか。

選択肢

  1. 1ある組織形態が社会的に高い評価を得ている場合には、その組織形態を採用しなければ取引関係にある組織から批判されることから、強制的同型化が生じやすくなる。
  2. 2環境が安定的であり、どのようにすれば社会から評価されるかが明確であれば、模倣的同型化が生じやすくなる。
  3. 3政府が特定の組織形態を採用することを求める規制を行えば、制度的環境からの期待が明示的になって競争が緩和されるため、模倣的同型化が生じやすくなる。
  4. 4専門家団体のような組織横断的な専門家ネットワークが発達することにより、規範的同型化が生じやすくなる。
  5. 5取引関係にある組織同士は、資源を相互に依存しあっているために、それらの組織間では規範的同型化が生じやすくなる。

正解

4. 専門家団体のような組織横断的な専門家ネットワークが発達することにより、規範的同型化が生じやすくなる。

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解説

ディマジオ&パウエルの制度的同型化(institutional isomorphism)には3類型がある: ①強制的同型化(法的規制や上位組織からの圧力)、②模倣的同型化(不確実性下で成功組織の模倣)、③規範的同型化(専門化・専門家団体ネットワークを通じた規範の共有)。「専門家団体のような組織横断的な専門家ネットワークの発達により規範的同型化が生じやすくなる」とする記述が正しく、専門家団体・大学教育・専門家ネットワークの発達は規範的同型化を促進する。社会的に高い評価を得ている組織形態への追随は「模倣的同型化」(強制ではない)。模倣的同型化は環境が「不安定で不確実」な状況下で成功組織を模倣することで生じるため、安定環境では発生しにくい。政府規制は「強制的同型化」であり、模倣的同型化ではない。取引関係にある組織同士の同型化は「強制的同型化(取引依存による圧力)」であり、規範的同型化ではない。(出典: 一般社団法人 中小企業診断協会 令和5年度 中小企業診断士1次試験 企業経営理論 第22問)

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