問題
血液脳関門(BBB)に関する記述として、最も適切なものはどれか。
選択肢
- 1脳の毛細血管は密着結合により物質透過が制限され、特定の薬物等が脳内へ移行しにくい
- 2血液脳関門は血液中の全ての物質を自由に通過させる
- 3血液脳関門は皮膚の表皮にのみ存在する
- 4小児の血液脳関門は成人より発達しており、薬物影響を受けにくい
正解
1. 脳の毛細血管は密着結合により物質透過が制限され、特定の薬物等が脳内へ移行しにくい
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解説
正解は選択肢1である。血液脳関門(BBB)は、脳の毛細血管の内皮細胞が密着結合(細胞同士の隙間が極めて狭い構造)で結ばれていることなどにより、血液中の物質が脳組織へ移行するのを厳しく制限する仕組みである。これにより、有害物質や多くの薬物が脳内へ入りにくくなり、中枢神経が保護されている。選択肢2は誤りで、すべての物質を自由に通過させるのではなく、むしろ通過を選択的に制限する。選択肢3も誤りで、血液脳関門は皮膚の表皮ではなく脳の毛細血管に存在する。選択肢4も誤りで、新生児や小児では血液脳関門が未発達(未熟)であるため、薬物などが脳内へ移行しやすく、中枢神経系への副作用を受けやすい。脂溶性の高い物質は血液脳関門を通過しやすいこと、小児で抗ヒスタミン成分による眠気やけいれん等の中枢影響が出やすいのもこの未発達と関係する点は頻出の重要事項である。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習