問題
直腸坐剤に関する記述のうち、誤っているものはどれか。
選択肢
- 1直腸下部の粘膜から吸収された有効成分の多くは、肝臓を経由せずに大循環血流に入る。
- 2坐剤は内服薬と比較して、肝初回通過効果を受けにくい。
- 3直腸内壁の粘膜には絨毛がなく表面積は小さいが、吸収は速やかである。
- 4直腸坐剤は必ず肝臓を経由してから全身循環に入る。
正解
4. 直腸坐剤は必ず肝臓を経由してから全身循環に入る。
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解説
誤っているのは選択肢4である。直腸の下部から吸収された有効成分の多くは、門脈を経て肝臓を通る経路ではなく、内腸骨静脈から下大静脈を経て大循環血流に入るため、肝臓を経由せずに全身を巡る。したがって「必ず肝臓を経由してから全身循環に入る」とする選択肢4は誤りである。選択肢1(肝臓を経由せず大循環に入る)と選択肢2(内服薬に比べ肝初回通過効果を受けにくい)は正しく、これにより坐剤は速やかに効果が現れやすい。選択肢3のとおり直腸内壁の粘膜には絨毛がなく表面積は小さいが、薄い粘膜から吸収されるため作用は速い。経口投与では消化管から吸収後に門脈→肝臓で代謝(肝初回通過効果)を受ける点との対比が頻出である。(出典: 試験問題作成に関する手引き 第2章)
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習