問題
医薬品の代謝・排泄に関する記述のうち、正しいものはどれか。
選択肢
- 1経口投与された医薬品の有効成分は、消化管で吸収された後、まず門脈を経由して肝臓を通過し、肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受ける。
- 2腎機能が低下している場合、医薬品の効き目は弱くなる。
- 3血漿タンパク質と複合体を形成した医薬品成分は、薬効を発揮しやすい。
- 4尿中に排泄された医薬品成分は、再吸収されることはない。
- 5医薬品の有効成分は、すべて未変化体(代謝を受けない形)のまま尿中に排泄される。
正解
1. 経口投与された医薬品の有効成分は、消化管で吸収された後、まず門脈を経由して肝臓を通過し、肝臓に存在する酵素の働きにより代謝を受ける。
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解説
正解は「経口投与された有効成分は消化管で吸収された後、まず門脈を経由して肝臓を通過し代謝を受ける」とする記述である。経口投与された有効成分は消化管で吸収された後、門脈を経て最初に肝臓を通過し、そこで代謝酵素により代謝を受ける。これを肝初回通過効果といい、全身循環に入る前に一部が分解されるため、この記述が正しい。誤答肢では、「腎機能が低下している場合、医薬品の効き目は弱くなる」とする記述が逆で、腎機能低下時は排泄が遅れて体内に蓄積し薬効や副作用がむしろ増強されやすいため誤り。「血漿タンパク質と複合体を形成した医薬品成分は薬効を発揮しやすい」とする記述は、複合体(タンパク結合型)が組織へ移行・拡散できず薬効を発揮しないため誤り。薬効を示すのは遊離型である。「尿中に排泄された医薬品成分は再吸収されることはない」とする記述は、一部の成分が腎尿細管で再吸収されたり腸肝循環を受けたりするため誤り。肝初回通過効果と薬物動態は頻出。手引き第2章。
一問一答
5章の全範囲を体系的に演習