問題
A社はB社に対して有する売掛金債権の回収を確実にするため担保の取得を検討している。物的担保に関する次のア〜エの記述のうち、適切なものの組み合わせを①〜④の中から1つ選びなさい。 ア. 抵当権は、不動産を債務者または第三者の占有のもとに置いたまま設定でき、債務不履行があれば抵当不動産の競売により優先弁済を受けられる。 イ. 質権は、原則として目的物を質権者に引き渡すことによって効力を生じ、質権者はその物を留置することができる。 ウ. 抵当権を第三者に対抗するには、目的不動産の引渡しを受けることが必要である。 エ. 同一の不動産に複数の抵当権を設定することはできない。
選択肢
- 1ア・ウ
- 2イ・エ
- 3ウ・エ
- 4ア・イ
正解
4. ア・イ
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解説
アとイが適切。アは抵当権の非占有担保性と競売による優先弁済(民法369条・通則)を正しく述べている。イも質権が目的物の引渡しを効力要件とし(民法344条)、質権者が留置できる点で正しい。ウは不適切で、抵当権の第三者対抗要件は「登記」であり、占有移転は不要である(抵当権は非占有担保)。エも不適切で、同一不動産に順位を異にする複数の抵当権を設定でき、先順位の抵当権者が優先する。これにより不動産の担保価値を有効活用できる。よって適切な組み合わせはア・イの①となる。
一問一答
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