問題
抵当権に関する次の記述のうち、最も適切なものを①〜④の中から1つ選びなさい。
選択肢
- 1同一の不動産に複数の抵当権を設定でき、その順位は原則として登記の前後によって決まる。
- 2抵当権者は、債務不履行があっても目的物を自ら使用・収益することができる。
- 3抵当権の効力は、抵当地上の建物には当然に及ぶ。
- 4抵当権を第三者に対抗するために登記は不要である。
正解
1. 同一の不動産に複数の抵当権を設定でき、その順位は原則として登記の前後によって決まる。
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解説
①が最も適切。同一不動産に複数の抵当権を設定でき、その優先順位は登記の前後で決まる(民法373条)ため、先順位の抵当権者が優先的に配当を受ける。②は誤りで、抵当権は非占有担保であり、抵当権者が目的物を使用・収益することはなく、設定者が引き続き使用する。実行は競売による換価で行う。③は誤りで、土地と建物は別個の不動産であり、土地に設定した抵当権の効力は当然には建物に及ばない(土地・建物が同一所有者の場合は法定地上権の問題が生じうる)。④も誤りで、抵当権を第三者に対抗するには登記が必要である(177条)。抵当権の順位・非占有性・対抗要件としての登記を正確に理解することが不動産担保実務上きわめて重要である。
一問一答
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