問題
満期保有目的でF社社債(額面¥2,000,000)を額面¥100につき¥103で取得し、代金は当座預金から支払った(償却原価法は別途処理)。
選択肢
- 1(借) 満期保有目的債券 2,000,000 / (貸) 当座預金 2,000,000
- 2(借) 満期保有目的債券 2,060,000 / (貸) 当座預金 2,000,000, 有価証券利息 60,000
- 3(借) 売買目的有価証券 2,060,000 / (貸) 当座預金 2,060,000
- 4(借) 満期保有目的債券 2,060,000 / (貸) 当座預金 2,060,000
正解
4. (借) 満期保有目的債券 2,060,000 / (貸) 当座預金 2,060,000
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解説
満期保有目的の社債を取得したときは、付随費用を含めた取得価額で満期保有目的債券として計上する。本問の取得価額は額面¥2,000,000に取得単価103/100を乗じた¥2,060,000であり、これを借方に計上し、当座預金から支払うので貸方は当座預金¥2,060,000とする。額面を上回る価額で取得しており、これを打歩取得(オーバーパー)という。額面¥2,000,000と取得価額¥2,060,000の差¥60,000は実質的に金利の調整部分であり、取得時に損益とはせず、以後の決算で償却原価法を適用して帳簿価額を満期の額面へ向けて減額していく。割引取得では帳簿価額が増えるのに対し、打歩取得では帳簿価額が減っていく点が逆になることを押さえたい。なお取得時に差額を有価証券利息として計上してしまう仕訳は誤りで、差額の配分はあくまで償却時に行う。
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