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有価証券難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題有価証券 第31問

問題

取引先から担保として有価証券(時価¥800,000)を受け入れた。預り有価証券および保管有価証券(対照勘定)を用いて備忘記録を行う。

選択肢

  1. 1(借) 売買目的有価証券 800,000 / (貸) 預り有価証券 800,000
  2. 2仕訳なし
  3. 3(借) 預り有価証券 800,000 / (貸) 保管有価証券 800,000
  4. 4(借) 保管有価証券 800,000 / (貸) 預り有価証券 800,000

正解

4. (借) 保管有価証券 800,000 / (貸) 預り有価証券 800,000

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解説

正しい仕訳は(借)保管有価証券¥800,000/(貸)預り有価証券¥800,000である。取引先から担保として受け入れた有価証券は、所有権が相手方にあり自社の資産ではないため、本来は自社の帳簿に資産として計上できない。しかし、預かっている以上は返還義務があり、その管理責任を明らかにしておく必要があるため、対照勘定(備忘勘定)を用いて時価¥800,000で備忘記録する。具体的には資産側に「保管有価証券」、負債側に「預り有価証券」を同額で計上し、両者を対にして記録する。これにより貸借は均衡し、純資産や損益には一切影響を与えない。返還時には逆仕訳で両勘定を消去する。差し入れた側が自己の資産を「差入有価証券」へ振り替えるのに対し、受け入れた側は自己資産ではないため対照勘定で備忘記録するという、立場による処理の違いを整理しておくことが重要である。

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