問題
売買目的でD3社株式200株を1株¥1,500で取得した。修正受渡日基準を採用しているため、約定日には取得を記帳しない。約定日における処理を答えよ。
選択肢
- 1(借) 売買目的有価証券 300,000 / (貸) 未払金 300,000
- 2(借) 売買目的有価証券 300,000 / (貸) 当座預金 300,000
- 3仕訳なし
- 4(借) 未収入金 300,000 / (貸) 売買目的有価証券 300,000
正解
3. 仕訳なし
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解説
正しい処理は「仕訳なし」である。有価証券の売買契約では、売買の約束をする「約定日」と、実際に証券と代金を受け渡す「受渡日」とで日付がずれる。この取得をいつ帳簿に計上するかについて、約定日に計上する約定日基準と、受渡日に計上する修正受渡日基準(受渡日基準)の二つがある。本問は修正受渡日基準を採用しているため、約定日には有価証券の取得そのものを記帳せず、受渡日に「売買目的有価証券 ¥300,000(200株×¥1,500)/当座預金(または未払金) ¥300,000」と計上する。したがって約定日の仕訳は不要となる。ただし修正受渡日基準でも、約定日から決算日までに時価が変動した場合には、その評価差額(売買目的有価証券なら評価損益)だけは認識する点に注意が必要である。誤りやすいのは、約定日に取得を計上してしまう点や、二つの基準を混同する点である。どちらの基準を採用しているかで約定日の仕訳の有無が決まるため、問題文の指示を必ず確認する。
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