問題
関連会社株式(取得原価¥2,000,000、持分25%)について、当期末に時価が¥2,300,000に上昇していた。市場価格のある関連会社株式である。期末評価を答えよ。
選択肢
- 1(借) 関連会社株式 300,000 / (貸) 有価証券評価益 300,000
- 2(借) 関連会社株式 300,000 / (貸) その他有価証券評価差額金 300,000
- 3仕訳なし
- 4(借) 有価証券評価益 300,000 / (貸) 関連会社株式 300,000
正解
3. 仕訳なし
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解説
正しくは仕訳なしとなります。子会社株式および関連会社株式は、時価の変動による利益獲得を目的とする金融投資ではなく、他企業への影響力行使を目的とする事業投資としての性格を持つ株式です。事業投資は、売買目的有価証券のように時価で売却して利益を得ることを前提としていないため、期末に時価評価せず取得原価のまま据え置きます。本問は持分25%の関連会社株式で、市場価格があり時価が¥2,000,000から¥2,300,000へ上昇していますが、上昇分¥300,000は評価益として認識せず、評価替えの仕訳は行いません。したがって仕訳なしが正解です。誤りやすいのは、市場価格があるからといって時価評価し、有価証券評価益や評価差額金を計上してしまうことです。時価の有無ではなく保有目的の区分で処理が決まる点に注意してください。なお関連会社株式であっても、時価が著しく下落し回復見込みがない場合には減損処理(強制評価減)を行う必要があり、含み益は認識しないが含み損の減損はあり得るという非対称な扱いになる点もあわせて押さえましょう。
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