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有価証券難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題有価証券 第99問

問題

担保差入れのため振り替えていた差入有価証券(帳簿価額¥500,000)について、借入金の返済が完了し有価証券が返還された。売買目的有価証券に戻す。

選択肢

  1. 1(借) 差入有価証券 500,000 / (貸) 売買目的有価証券 500,000
  2. 2(借) 売買目的有価証券 500,000 / (貸) 差入有価証券 500,000
  3. 3(借) 保管有価証券 500,000 / (貸) 差入有価証券 500,000
  4. 4仕訳なし

正解

2. (借) 売買目的有価証券 500,000 / (貸) 差入有価証券 500,000

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解説

正しい仕訳は(借)売買目的有価証券¥500,000/(貸)差入有価証券¥500,000です。自社の有価証券を借入金などの担保として相手に差し入れた場合、その有価証券の所有権は自社に残ったままですが、手元から離れて自由に処分できない状態にあることを区別して示すため、保有していた区分(本問では売買目的有価証券)から差入有価証券という勘定へ振り替えておきます。差入時の仕訳は(借)差入有価証券¥500,000/(貸)売買目的有価証券¥500,000でした。本問では借入金の返済が完了して担保が解除され、有価証券が返還されたので、この差入時の振替を逆仕訳して元の状態に戻します。すなわち差入有価証券(貸方)¥500,000を取り崩し、売買目的有価証券(借方)¥500,000に振り戻します。誤りやすいのは、返還を受けた有価証券を保管有価証券などの別勘定に振り替えてしまうことです。差し入れていたのは自社所有の有価証券なので、返還後は元の保有区分に戻します。なお他社から担保として預かった有価証券(保管有価証券・預り有価証券で備忘記録するもの)とは立場が逆である点を混同しないようにしましょう。

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