簿記1級に戻る
繰延資産難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題繰延資産 第160問

問題

会社設立後、営業開始までの間に支出した開業準備のための費用¥500,000を現金で支払った。これを繰延資産として処理する場合の仕訳を示す。

選択肢

  1. 1(借) 支払手数料 500,000 / (貸) 現金 500,000
  2. 2(借) 創立費 500,000 / (貸) 現金 500,000
  3. 3(借) 開発費 500,000 / (貸) 現金 500,000
  4. 4(借) 開業費 500,000 / (貸) 現金 500,000

正解

4. (借) 開業費 500,000 / (貸) 現金 500,000

詳しい解説を見る

解説

開業費の仕訳は、開業費¥500,000を借方、現金¥500,000を貸方に計上する。開業費とは、会社の設立後、営業を開始するまでの間に支出した開業準備のための費用であり、開業前の広告宣伝費・店舗の賃借料・従業員の給料・水道光熱費・備品消耗品費などが該当する。これらは支出時に費用処理するのが原則だが、その効果が将来に及ぶと考えられるため、繰延資産として資産計上することも認められている。繰延資産とした場合は、開業のときから5年以内に定額法で償却する。本問では繰延資産として処理するため、開業費勘定(繰延資産)の借方に¥500,000を計上する。誤りやすいのは、創立費と混同する点である。創立費は会社が法律上成立するまでの設立費用、開業費は成立後・営業開始前の準備費用であり、対象とする期間が前後で異なる。また開業費は支払手数料などの一般的費用とも区別される。本問は会社成立後・営業開始前の費用のため開業費が正しい点を押さえる。償却開始の起点が開業時である点も創立費(成立後)と微妙に異なる点に注意する。

仕訳問題を解く

4分野の700問を学習

繰延資産の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では簿記1級の全700問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野を仕訳から体系的に押さえることが合格への王道です。