問題
社債を発行し、その発行に要した費用(証券会社手数料・印刷費等)¥300,000を当座預金で支払った。これを繰延資産として処理する場合の仕訳を示す。
選択肢
- 1(借) 社債 300,000 / (貸) 当座預金 300,000
- 2(借) 株式交付費 300,000 / (貸) 当座預金 300,000
- 3(借) 社債発行費 300,000 / (貸) 当座預金 300,000
- 4(借) 支払利息 300,000 / (貸) 当座預金 300,000
正解
3. (借) 社債発行費 300,000 / (貸) 当座預金 300,000
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解説
社債発行費の仕訳は、社債発行費¥300,000を借方、当座預金¥300,000を貸方に計上する。社債発行費とは、社債を発行する際に要した費用であり、証券会社への取扱手数料・社債券の印刷費・社債募集の広告費・登記費用などが該当する。社債は他人資本(負債)による資金調達手段であり、それに係る発行費用は支出時に費用処理するのが原則だが、繰延資産として資産計上することも認められている。繰延資産とした場合は、原則として社債の償還期限内にわたり利息法により償却する(継続適用を条件に定額法も認められる)。本問では繰延資産として処理するため、社債発行費勘定の借方に¥300,000を計上する。誤りやすいのは、新株発行に係る株式交付費と混同する点である。株式交付費は自己資本(株式)の発行費用、社債発行費は他人資本(社債)の発行費用であり、調達手段が異なる。また社債発行費を社債(負債)の額に含めてしまうのも誤りで、社債発行費は繰延資産として独立に計上する点を押さえる。償却期間が償還期限内である点も他の繰延資産と異なる特徴である。
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