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繰延資産難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題繰延資産 第161問

問題

新株を発行し、その際の証券会社への手数料や広告費など株式の交付に要した費用¥400,000を当座預金で支払った。これを繰延資産として処理する場合の仕訳を示す。

選択肢

  1. 1(借) 株式交付費 400,000 / (貸) 当座預金 400,000
  2. 2(借) 創立費 400,000 / (貸) 当座預金 400,000
  3. 3(借) 社債発行費 400,000 / (貸) 当座預金 400,000
  4. 4(借) 資本金 400,000 / (貸) 当座預金 400,000

正解

1. (借) 株式交付費 400,000 / (貸) 当座預金 400,000

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解説

株式交付費の仕訳は、株式交付費¥400,000を借方、当座預金¥400,000を貸方に計上する。株式交付費とは、会社成立後に新株を発行(増資)する際に要した費用であり、証券会社への取扱手数料・株式募集の広告費・目論見書や株券の印刷費・登記の登録免許税などが該当する。これらは支出時に費用処理するのが原則だが、繰延資産として資産計上することも認められている。繰延資産とした場合は、原則として株式交付のときから3年以内に定額法で償却する。本問では繰延資産として処理するため、株式交付費勘定の借方に¥400,000を計上する。償却期間が原則3年以内である点が、創立費・開業費(5年以内)と異なる重要な相違点である。誤りやすいのは、会社設立時の費用である創立費と混同する点や、社債発行費と取り違える点である。株式は新株発行(増資)に係る費用、社債発行費は社債という負債の発行に係る費用であり、対象となる資金調達の手段が株式か社債かで勘定が分かれる。本問は新株発行のため株式交付費が正しい点を押さえる。

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