問題
所有権移転外ファイナンス・リース取引について、リース料を前払いする契約(期首払い)の場合、開始時に第1回リース料を支払うと同時に当該額をリース債務の返済に充てる。リース資産・リース債務¥4,500,000、年額¥1,000,000を当座預金で支払った開始時の仕訳を示す(利子抜き法、開始時の支払には利息を含めない)。
選択肢
- 1(借) リース資産 4,500,000, 支払利息 100,000 / (貸) リース債務 4,600,000
- 2(借) リース資産 4,500,000 / (貸) リース債務 3,500,000, 当座預金 1,000,000
- 3(借) リース資産 4,500,000 / (貸) リース債務 4,500,000 および (借) リース債務 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
- 4(借) 支払リース料 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
正解
3. (借) リース資産 4,500,000 / (貸) リース債務 4,500,000 および (借) リース債務 1,000,000 / (貸) 当座預金 1,000,000
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解説
開始時の処理は二つの仕訳から成る。第一にリース資産・リース債務の計上として、リース資産¥4,500,000を借方、リース債務¥4,500,000を貸方に計上する。第二に第1回リース料の支払として、リース債務¥1,000,000を借方、当座預金¥1,000,000を貸方に計上する。利息は期間の経過に応じて発生するため、リース料を期首に前払いする契約では、開始時点ではまだ時間が経過しておらず利息は生じていない。したがって開始と同時に支払う第1回リース料¥1,000,000には利息相当額が含まれず、全額をリース債務の返済に充てる。利子抜き法の通常の後払い(期末払い)であれば、各回の支払に前期間分の利息が含まれるため支払利息を区分するが、初回が期首払いの場合に限り初回支払に利息は含まれない。誤りやすいのは、期首払いの初回支払にも利息¥100,000を計上してリース債務の返済を¥900,000としてしまう点である。期首払いの第1回は経過期間がゼロのため利息はなく、支払額全額が元本返済となる点を押さえる。第2回以降は1期間分の利息を含むため支払利息を区分する処理に戻る。
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