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引当金難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題引当金 第205問

問題

貸倒懸念債権¥2,000,000(担保処分見込額¥800,000)について、財務内容評価法により残額の50%を貸倒引当金として設定する。貸倒引当金の期末残高はなく、差額補充法による。

選択肢

  1. 1(借) 貸倒引当金繰入 600,000 / (貸) 貸倒引当金 600,000
  2. 2(借) 貸倒引当金繰入 1,000,000 / (貸) 貸倒引当金 1,000,000
  3. 3(借) 貸倒引当金繰入 400,000 / (貸) 貸倒引当金 400,000
  4. 4(借) 貸倒引当金繰入 1,400,000 / (貸) 貸倒引当金 1,400,000

正解

1. (借) 貸倒引当金繰入 600,000 / (貸) 貸倒引当金 600,000

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解説

貸倒懸念債権は財務内容評価法で見積もります。まず債権額¥2,000,000から担保処分見込額¥800,000を差し引いた残額¥1,200,000を求め、これに貸倒見積率50%を乗じて¥1,200,000×50%=¥600,000を引当額とします。引当金残高はゼロで差額補充法のため、¥600,000全額を貸倒引当金繰入(費用)として計上します。貸倒懸念債権とは、経営破綻には至っていないものの債務の弁済に重大な問題が生じている、または生じる可能性が高い債務者に対する債権です。担保や保証で回収が見込める部分は貸倒れの心配が小さいので控除し、残った回収不確実な部分にのみ見積率を掛けるのが財務内容評価法の考え方です。なお貸倒懸念債権には、将来キャッシュ・フローを当初の約定利子率で割り引いた金額と帳簿価額の差を引当てるキャッシュ・フロー見積法もあります。一般債権を貸倒実績率法で見積もるのとは区別し、担保処分見込額を引き忘れて債権全額に率を掛けないよう注意します。

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