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退職給付難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題退職給付 第230問

問題

当期の退職給付費用を計上する。勤務費用¥800,000、利息費用¥250,000、期待運用収益¥150,000、数理計算上の差異の当期費用処理額¥50,000(借方)であった(個別財務諸表上の処理)。

選択肢

  1. 1(借) 退職給付費用 900,000 / (貸) 退職給付引当金 900,000
  2. 2(借) 退職給付費用 1,000,000 / (貸) 退職給付引当金 1,000,000
  3. 3(借) 退職給付費用 950,000 / (貸) 退職給付引当金 950,000
  4. 4(借) 退職給付引当金 950,000 / (貸) 退職給付費用 950,000

正解

3. (借) 退職給付費用 950,000 / (貸) 退職給付引当金 950,000

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解説

当期の退職給付費用は、勤務費用+利息費用−期待運用収益という基本算式に、当期に費用処理すべき数理計算上の差異や過去勤務費用を加減して求める。本問の数理計算上の差異の当期費用処理額¥50,000は借方差異であり費用を増加させる加算項目であるから、退職給付費用=¥800,000+¥250,000−¥150,000+¥50,000=¥950,000となる。これを退職給付費用(費用)として計上し、退職給付引当金(負債)を同額増加させる。要点は各項目の符号で、勤務費用と利息費用は加算、期待運用収益は減算、数理計算上の差異は借方差異なら加算・貸方差異なら減算となる。借方差異は退職給付債務の予想以上の増加や年金資産の運用未達などにより引当金を増やす方向に働くため費用を増加させる、という意味づけで覚えると符号を間違えにくい。仮にこの差異が貸方差異であれば¥50,000を減算して退職給付費用は¥850,000になる点も対比して理解しておく。

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