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新株予約権難易度: 標準

日商簿記検定1級 仕訳問題新株予約権 第269問

問題

新株予約権¥800,000のうち、¥600,000分が権利行使され(払込金額¥5,400,000を当座預金で受領・全額資本金)、残り¥200,000分は権利行使期間満了により失効した。失効に係る仕訳として正しいものはどれか。

選択肢

  1. 1(借) 新株予約権 200,000 / (貸) 新株予約権戻入益 200,000
  2. 2(借) 新株予約権戻入益 200,000 / (貸) 新株予約権 200,000
  3. 3(借) 新株予約権 200,000 / (貸) 資本金 200,000
  4. 4(借) 新株予約権 800,000 / (貸) 新株予約権戻入益 800,000

正解

1. (借) 新株予約権 200,000 / (貸) 新株予約権戻入益 200,000

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解説

本問は、保有していた新株予約権¥800,000のうち¥600,000分が行使され、残り¥200,000分が権利行使期間満了により失効した複合的なケースで、問われているのは失効に係る仕訳のみである。失効した新株予約権¥200,000は、もはや株式へ転化する可能性が消滅したため純資産から取り崩し、相手勘定を新株予約権戻入益とする。すなわち新株予約権(借方)¥200,000、新株予約権戻入益(貸方)¥200,000とし、この戻入益は損益計算書上の特別利益に区分される。重要なのは、行使分と失効分を分けて考えることである。行使された¥600,000分は払込金額とともに資本金等へ振り替えられる別個の処理であり、本問で戻し入れるのはあくまで失効した¥200,000分だけである。誤りやすいのは、新株予約権の全額¥800,000を戻入益にしてしまう点、戻入益を借方に書いて貸借を逆にする点、失効分を資本金へ振り替えてしまう点である。行使は資本へ、失効は特別利益へ、という帰結の違いを部分ごとに正しく当てはめる力が問われる。

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