問題
決算日において、外貨建ての前受金$3,000(帳簿価額¥450,000、受取時相場1ドル¥150)がある。決算時の直物為替相場は1ドル¥158であった。決算時の処理として正しい仕訳を選びなさい。
選択肢
- 1(借) 前受金 24,000 / (貸) 為替差損益 24,000
- 2(借) 為替差損益 24,000 / (貸) 前受金 24,000
- 3(借) 前受金 24,000 / (貸) 売上 24,000
- 4仕訳なし
正解
4. 仕訳なし
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解説
結論として前受金は非貨幣項目であり、決算時に換算替えしないため仕訳は不要(仕訳なし)である。受取時の相場¥150で計上した帳簿価額¥450,000のまま据え置く。理論的に、貨幣項目(決算日相場で換算替え)と非貨幣項目(取引時相場で据置)の区分において、前受金は将来商品やサービスを引き渡す義務であって外貨を支払う金銭債務ではないため非貨幣項目に分類される。すでに受け取った対価の円換算額が固定されており、その後の為替変動の影響を受けない。したがって決算日レート¥158は用いず、為替差損益も生じない。誤りやすい点は、外貨建ての負債だからと買掛金と同様に決算で換算替えしてしまうことである。同じ負債でも、買掛金は外貨支払義務=貨幣項目で換算替えするのに対し、前受金は商品引渡義務=非貨幣項目で据え置く点が決定的に異なる。前払金と前受金はいずれも非貨幣項目であり換算替え不要、とセットで押さえておくと混乱しない。
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