問題
商品$20,000を掛けで輸入する取引について、同時に為替予約(独立処理)を1ドル¥151で締結した。輸入時の直物相場は1ドル¥150である。まず商品の仕入計上の仕訳を行う(為替予約の仕訳は別途)。
選択肢
- 1(借) 仕入 3,000,000 / (貸) 買掛金 3,000,000
- 2(借) 仕入 3,020,000 / (貸) 買掛金 3,020,000
- 3(借) 仕入 3,000,000 / (貸) 買掛金 3,020,000, 為替差損益 20,000
- 4(借) 仕入 20,000 / (貸) 買掛金 20,000
正解
1. (借) 仕入 3,000,000 / (貸) 買掛金 3,000,000
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解説
結論として独立処理では、ヘッジ対象の取引(仕入・買掛金)は取引時の直物相場で換算し、$20,000×¥150=¥3,000,000を(借)仕入(貸)買掛金として計上する。為替予約は別個のデリバティブとして区分処理する。理論的に、為替予約の会計処理には独立処理と振当処理の二つがある。独立処理は、ヘッジ対象である外貨建取引と、ヘッジ手段である為替予約(デリバティブ)をそれぞれ独立して会計処理する原則的方法である。したがって仕入・買掛金は予約レート¥151を一切考慮せず取引日の直物相場¥150で換算し、為替予約は別途、決算時に時価評価して評価差額を為替差損益に計上する。誤りやすい点は、独立処理なのに予約レート¥151で買掛金を計上してしまうことである。予約レートで取引を固定するのは振当処理の考え方であり、独立処理では取引と予約を切り離す。なお独立処理では買掛金もその後の決算日・決済日に直物相場で換算替えされ、為替予約の損益と概ね相殺し合う関係になる点も理解しておくとよい。
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