簿記1級に戻る
外貨換算難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題外貨換算 第336問

問題

商品$20,000を掛けで輸入し、同時に為替予約を振当処理した。輸入時の直物相場1ドル¥150、予約相場1ドル¥153である。振当処理により買掛金は予約相場で固定し、直物相場との差額は当期の損益とする。仕入計上の仕訳を行う。

選択肢

  1. 1(借) 仕入 3,000,000, 為替差損益 60,000 / (貸) 買掛金 3,060,000
  2. 2(借) 仕入 3,060,000 / (貸) 買掛金 3,060,000
  3. 3(借) 仕入 3,000,000 / (貸) 買掛金 3,000,000
  4. 4(借) 仕入 3,060,000 / (貸) 買掛金 3,000,000, 為替差損益 60,000

正解

1. (借) 仕入 3,000,000, 為替差損益 60,000 / (貸) 買掛金 3,060,000

詳しい解説を見る

解説

結論として振当処理では取引時に直物相場で仕入を計上($20,000×¥150=¥3,000,000)し、買掛金は予約相場で固定($20,000×¥153=¥3,060,000)し、差額¥60,000は本問の指示により当期の為替差損として処理する。計算は、仕入は取引日直物¥150、買掛金は予約¥153で換算し、両者の差を貸借差額として為替差損益に計上する。理論的に、振当処理は為替予約により確定した円貨額(予約レート)を外貨建債権債務に振り当てる簡便法で、取引時の直物相場と予約相場の差額を直直差額という。この直直差額は予約時点で既に判明する取引そのものに係る差額であり、原則として予約日の属する期間にわたり配分するが、重要性が乏しい等の場合は本問のように当期の損益として一括処理することも認められる。誤りやすい点は、仕入まで予約相場で計上してしまうこと(ヘッジ対象の費用・収益は取引日直物で計上し、債権債務だけを予約相場で固定する)、また直々差額と直先差額(予約相場と直物相場の差で期間配分する利息的性格の差額)を混同することである。

仕訳問題を解く

4分野の700問を学習

外貨換算の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では簿記1級の全700問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。商業簿記・会計学・工業簿記・原価計算の4分野を仕訳から体系的に押さえることが合格への王道です。