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外貨換算難易度:

日商簿記検定1級 仕訳問題外貨換算 第340問

問題

決算日において、外貨建満期保有目的債券$10,000(帳簿¥1,500,000、取得時相場1ドル¥150、当期の償却額はないものとする)を保有する。決算時の直物相場は1ドル¥156であった。決算時の換算替えの仕訳を行う。

選択肢

  1. 1(借) 為替差損益 60,000 / (貸) 投資有価証券 60,000
  2. 2(借) 投資有価証券 60,000 / (貸) 為替差損益 60,000
  3. 3(借) 投資有価証券 60,000 / (貸) その他有価証券評価差額金 60,000
  4. 4仕訳なし

正解

2. (借) 投資有価証券 60,000 / (貸) 為替差損益 60,000

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解説

結論として満期保有目的の外貨建債券は貨幣項目に準じ、決算時相場で換算する。$10,000×¥156=¥1,560,000、帳簿¥1,500,000より¥60,000増加し、換算差額は為替差損益(貸方)となり、(借)投資有価証券60,000(貸)為替差損益60,000とする。計算は、現地通貨建ての金額(本問では償却がなく$10,000のまま)に決算日レート¥156を乗じ、取得時レート¥150の帳簿価額との差をとる。理論的に、満期保有目的の債券は満期に額面の外貨を受け取る金銭債権的性格を持つため貨幣項目に準じて扱い、決算日には外国通貨額を決算日相場(CR)で換算替えする。生じる換算差額は時価評価ではなく為替変動によるものなので、その他有価証券のような評価差額金ではなく為替差損益(当期損益)として処理する。誤りやすい点は、有価証券だからとその他有価証券評価差額金で処理してしまうこと、また非貨幣項目と誤認して換算替えしないことである。満期保有目的債券は貨幣項目に準じ換算替えし、差額は損益、と押さえる。なお償却原価法を適用する場合は償却後の外貨額を換算する。

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