問題
外貨建ての長期借入金$30,000(借入時相場1ドル¥150、帳簿¥4,500,000)について、決算時の直物相場は1ドル¥148であった。決算時の換算替えの仕訳を行う。
選択肢
- 1(借) 為替差損益 60,000 / (貸) 長期借入金 60,000
- 2(借) 長期借入金 60,000 / (貸) 支払利息 60,000
- 3(借) 長期借入金 60,000 / (貸) 為替差損益 60,000
- 4仕訳なし
正解
3. (借) 長期借入金 60,000 / (貸) 為替差損益 60,000
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解説
結論として長期借入金は貨幣項目で決算時相場により換算する。$30,000×¥148=¥4,440,000、帳簿¥4,500,000より¥60,000減少し、負債の減少は為替差益(貸方)となり、(借)長期借入金60,000(貸)為替差損益60,000とする。計算は決算日レート¥148で換算したあるべき額と借入時レート¥150の帳簿価額の差をとる。理論的に、借入金は将来一定額の外貨を返済する金銭債務であり貨幣項目に該当するため、長期・短期を問わず決算日には直物相場(CR)で換算替えして為替差損益を計上する。本問は1ドル¥150から¥148へ円高が進行したため、返済に必要な円が減り債務が¥60,000軽くなる。負債の減少は利益方向に働くため為替差益(貸方)となる。誤りやすい点は、長期だから決算で換算替えしなくてよいと考えることである。長期・短期の区分は貸借対照表の表示区分の問題であって、貨幣項目であれば期間に関係なく決算時換算の対象となる。また換算差額を支払利息で処理してしまう誤りにも注意し、利息と換算差額は別物で換算差額は必ず為替差損益とする。
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