問題
前期末に決算時相場で換算替えした外貨建売掛金$10,000(前期末相場1ドル¥152、帳簿¥1,520,000)を当期に決済した。決済時の直物相場は1ドル¥149であった。決済の仕訳を行う。
選択肢
- 1(借) 当座預金 1,520,000 / (貸) 売掛金 1,490,000, 為替差損益 30,000
- 2(借) 当座預金 1,490,000, 為替差損益 30,000 / (貸) 売掛金 1,520,000
- 3(借) 当座預金 1,490,000 / (貸) 売掛金 1,490,000
- 4(借) 当座預金 1,520,000 / (貸) 売掛金 1,520,000
正解
2. (借) 当座預金 1,490,000, 為替差損益 30,000 / (貸) 売掛金 1,520,000
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解説
結論として回収額=$10,000×¥149=¥1,490,000を当座預金で受け取り、帳簿売掛金(前期末換算後)¥1,520,000を消去し、差¥30,000は為替差損(借方)として処理する。計算過程で重要なのは、帳簿価額が取引日レートではなく前期末の決算日レート¥152で換算替えされた後の¥1,520,000である点である。決済時はこの前期末換算後の帳簿価額と、決済日レート¥149で換算した実際回収額¥1,490,000との差を為替差損益とする。理論的に、貨幣項目は各決算日に換算替えされるため、前期末をまたぐ債権の決済では取引日レートではなく直近の決算日レートで換算された帳簿価額が出発点になる。本問は前期末¥152から決済時¥149へ円高が進み回収額が減ったため為替差損となる。誤りやすい点は、当初取引日のレートを基礎に差額を計算してしまうことである。前期末に一度換算替えしている以上、決済時の差額は前期末レートからの変動分のみとなる。為替差損益が二重に計上されないよう、決算日換算後の帳簿価額を基準にする。
仕訳問題を解く
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