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法務難易度: 標準

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 一問一答|法務 第55問

問題

経営が悪化した会社が民事再生手続を申し立てた場合の手続に関する記述として、適切でないものはどれか。

選択肢

  1. 1再生手続が開始されると必ず管財人が選任され、経営者は退任して業務遂行権と財産管理処分権を失う
  2. 2再生債務者は、再生手続が開始された後も、原則としてその業務を遂行し、財産を管理・処分する権利を有する
  3. 3再生手続開始後に再生債務者の営業又は事業の全部又は重要な一部を譲渡するには、裁判所の許可を得なければならない
  4. 4株式会社である再生債務者が財産をもって債務を完済できないときは、裁判所は事業等の譲渡について株主総会の決議による承認に代わる許可を与えることができる

正解

1. 再生手続が開始されると必ず管財人が選任され、経営者は退任して業務遂行権と財産管理処分権を失う

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解説

民事再生手続では、手続開始後も再生債務者が業務を遂行し財産を管理・処分する権利を持ち続けるのが原則である(民事再生法第38条第1項)。管理命令が発令された場合は管財人が選任されるが(同条第3項・第64条)、必ず選任されるわけではない。開始後に営業又は事業の全部又は重要な一部を譲渡するには裁判所の許可が必要で、裁判所は事業の再生のために必要と認める場合に限り許可できる(同法第42条第1項)。債務超過の株式会社では、株主総会決議に代わる許可の制度もある(同法第43条第1項)。経営者が交代する会社更生とは区別して押さえる。

一問一答

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