中小M&A検定に戻る
財務・税務難易度: 標準

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 予想問題|財務・税務 第24問

問題

P社は子会社S社の発行済株式の80%を保有している。当期、S社は売上総利益率25%でP社に商品を販売しており、P社の期末棚卸資産のうち2,000万円がS社から仕入れた商品である(期首棚卸資産にS社からの仕入分はない)。連結財務諸表の作成にあたり消去する未実現利益の額と、この消去による親会社株主に帰属する当期純利益の減少額の組合せとして、最も適切なものはどれか(税効果は考慮しない)。

選択肢

  1. 1未実現利益500万円、親会社株主に帰属する当期純利益の減少額400万円
  2. 2未実現利益500万円、親会社株主に帰属する当期純利益の減少額500万円
  3. 3未実現利益400万円、親会社株主に帰属する当期純利益の減少額320万円
  4. 4未実現利益2,000万円、親会社株主に帰属する当期純利益の減少額1,600万円

正解

1. 未実現利益500万円、親会社株主に帰属する当期純利益の減少額400万円

詳しい解説を見る

解説

期末棚卸資産2,000万円に含まれるS社の利益は、2,000万円×25%=500万円で、これが未実現利益である。連結財務諸表に関する会計基準(企業会計基準第22号)第36項により、連結会社相互間の取引によって取得した棚卸資産に含まれる未実現損益は、その全額を消去する。さらに同第38項により、子会社から親会社への販売(アップストリーム)の場合は、消去した未実現損益を親会社持分と非支配株主持分とに持分比率に応じて配分する。非支配株主の負担は500万円×20%=100万円で、非支配株主に帰属する当期純利益を100万円減らすため、親会社株主に帰属する当期純利益の減少額は500万円−100万円=400万円となる。親会社から子会社への販売(ダウンストリーム)であれば、全額を親会社持分が負担する。

一問一答

全480問を繰り返し学習

財務・税務の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では中小M&A検定の全780問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業M&A実務能力・倫理検定試験は中小企業庁が実施する検定で、M&A実務・財務税務・法務・倫理行動規範の4科目からCBT方式・四肢択一で60問程度が出題されます(初回は令和9年1月、出題の基準日は令和8年3月末日)。