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財務・税務難易度: 標準

中小企業M&A実務能力・倫理検定試験 一問一答|財務・税務 第42問

問題

支援者Aは、譲り渡し側X社の財務DDに立ち会い、X社が期末の実地棚卸を行わず、帳簿上の在庫を実際より1,000万円多く計上していたことを知った。この誤りが当期の損益計算書に与える影響として、最も適切なものはどれか(他の条件は一定とし、税金の影響は考えないものとする)。

選択肢

  1. 1売上原価が1,000万円過大となり、各段階の利益が1,000万円過小に表示されている
  2. 2在庫は貸借対照表の項目であるため、損益計算書の利益には影響しない
  3. 3在庫は貸借対照表の資産の項目にすぎないため、在庫の金額を誤っても、損益計算書の売上原価や各段階の利益には影響しない
  4. 4売上原価が1,000万円過小となり、売上総利益から当期純利益までの各段階の利益が1,000万円過大に表示されている

正解

4. 売上原価が1,000万円過小となり、売上総利益から当期純利益までの各段階の利益が1,000万円過大に表示されている

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解説

売上原価は「期首商品棚卸高+当期商品仕入高-期末商品棚卸高」で求める。期末の在庫を実際より多く計上すると差し引く額が大きくなるため売上原価が過小となり、その分だけ売上総利益から当期純利益までの利益が過大に表示される。貸借対照表でも棚卸資産と純資産が過大になる。在庫の金額は損益にも直結するので、損益計算書に影響しないとするのは誤りである。売上高は販売の記録から計上されるため、期末在庫の誤りで直接変わるものではない。知識・スキルマップは、棚卸資産のように実態をつかみにくい資産は粉飾等の不適切な会計処理が行われている可能性に留意し、書面だけでなく現場で現物を確認することが肝要としている。

一問一答

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スキマ資格では中小M&A検定の全780問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。中小企業M&A実務能力・倫理検定試験は中小企業庁が実施する検定で、M&A実務・財務税務・法務・倫理行動規範の4科目からCBT方式・四肢択一で60問程度が出題されます(初回は令和9年1月、出題の基準日は令和8年3月末日)。