問題
巻線形(スリップリング形)三相誘導電動機の二次側に抵抗を接続して始動する「二次抵抗始動」の主な利点はどれか。
選択肢
- 1回転速度を同期速度より速くできる
- 2始動電流を抑えつつ始動トルクを大きくできる
- 3電源の周波数を変えられる
- 4力率を1にできる
正解
2. 始動電流を抑えつつ始動トルクを大きくできる
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解説
結論として「始動電流を抑えつつ始動トルクを大きくできる」が正しい。理由は、巻線形誘導電動機はスリップリングを通じて二次回路に外部抵抗を挿入でき、始動時に二次抵抗を大きくすると始動電流を抑えながら比例推移の効果で大きな始動トルクが得られ、回転が上がるにつれて抵抗を減らしていくことで円滑に加速できるからである。誤答を検討すると、誘導電動機は同期速度を超えて回ることはなく速度は滑りの範囲内、二次抵抗の挿入で電源周波数は変わらない、力率を1にするのは進相コンデンサの役割で二次抵抗始動の目的ではない。かご形では適用できない(二次回路を外部に引き出せない)この方式は、クレーンや圧延機など大きな始動トルクと始動電流抑制を両立したい用途に適する。比例推移=二次抵抗で最大トルクの発生滑りを移せる、という巻線形特有の性質と結びつけて理解する。
一問一答
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