問題
【事例(前問の続き)】その後Nさんは回復したが、しだいに食事や水分をとる量が減り、眠っている時間が長くなった。医師から、回復の見込みが乏しく人生の最終段階にあると説明され、Nさんと家族は施設での看取りを希望した。──問3:この段階での介護福祉職の関わりとして、最も適切なものを1つ選びなさい。
選択肢
- 1食べないのは問題なので、本人が嫌がっても無理に食事と水分を口に入れる
- 2苦痛を和らげ、口腔の清潔や安楽な体位を保ち、声かけやそばに寄り添う関わりで、Nさんと家族の思いを支える
- 3看取りは医療職の役割なので、介護福祉職は関わらないようにする
- 4これ以上できることはないので、Nさんを一人にしておく
- 5家族が動揺するといけないので、最期が近いことは家族に伝えない
正解
2. 苦痛を和らげ、口腔の清潔や安楽な体位を保ち、声かけやそばに寄り添う関わりで、Nさんと家族の思いを支える
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解説
人生の最終段階(看取り期)では、食事や水分の摂取量が減り、傾眠がちになるのは自然な経過である。介護福祉職は、本人が嫌がるのに無理に食べさせるのではなく、苦痛の緩和を最優先に、口腔ケアで口の中を清潔・快適に保ち、褥瘡や苦痛を防ぐ安楽な体位を整え、室温や寝具を快適にする。意識が低下しても聴覚は最後まで残るとされるため、やさしく声をかけ、手を握り、そばに寄り添う関わりが本人の安心につながる。看取りは多職種で支えるものであり、生活に寄り添う介護福祉職の役割は大きく、関わらない・一人にするのは適切でない。家族には状況を丁寧に伝え、後悔のない時間を過ごせるよう、家族の不安や悲嘆にも寄り添うグリーフケアの視点が求められる。
一問一答
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