公認会計士に戻る
管理会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問管理会計論 第240問

問題

当工場の原価部門には第1製造部門と第2製造部門,そして,修繕部門,動力部門,工場事務部門があり,部門別計算が実施されている。補助部門費の配賦においては,これまで直接配賦法を用いてきたが,補助部門間の用役の授受を計算上無視する方法では正確性に欠けるとの反省から,配賦方法を連立方程式法による相互配賦法へ変更することとした。次の〔資料〕に基づき,連立方程式法を用いた場合の(ア)第1製造部門費と(イ)第2製造部門費の組合せとして正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の円未満を四捨五入すること。 〔資料〕 1.第一次集計後部門費データ
第1製造部第2製造部修繕部動力部工場事務部
1,892,000円1,716,000円481,140円1,069,200円914,760円
2.補助部門費の配賦基準
配賦基準第1製造部第2製造部修繕部動力部工場事務部
修繕回数125回100回25回
動力供給量240,000kwh120,000kwh40,000kwh
従業員数48人36人24人12人12人

選択肢

  1. 1(ア)3,394,820円・(イ)2,678,280円
  2. 2(ア)3,029,708円・(イ)2,403,060円
  3. 3(ア)3,395,612円・(イ)2,677,488円
  4. 4(ア)3,552,428円・(イ)2,795,100円
  5. 5(ア)3,139,994円・(イ)2,503,644円

正解

3. (ア)3,395,612円・(イ)2,677,488円

詳しい解説を見る

解説

正解は「(ア)3,395,612円・(イ)2,677,488円」。連立方程式法では補助部門相互の用役授受を完全に反映させる。修繕部の配賦後総額をS、動力部をDとし、工場事務部(他部門から用役を受けない)J=914,760円とすると、修繕回数は第1製造部125・第2製造部100・動力部25(計250回)、動力供給量は第1製造部240,000・第2製造部120,000・修繕部40,000(計400,000kwh)、従業員数は第1製造部48・第2製造部36・修繕部24・動力部12(自部門を除く計120人)で按分するため、S=481,140+D×40,000/400,000+J×24/120=481,140+0.1D+182,952、D=1,069,200+S×25/250+J×12/120=1,069,200+0.1S+91,476。これを解くとS=788,040円、D=1,239,480円。(ア)第1製造部門費=1,892,000+S×125/250(394,020)+D×240,000/400,000(743,688)+J×48/120(365,904)=3,395,612円。(イ)第2製造部門費=1,716,000+S×100/250(315,216)+D×120,000/400,000(371,844)+J×36/120(274,428)=2,677,488円。(出典: 令和7年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題4)

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

管理会計論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では会計士の全1690問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。公認会計士試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の短答式科目に租税法を加えた体系で構成されます。受験資格は不要で、簿記や税理士学習からのステップアップにも向いています。