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管理会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問管理会計論 第224問

問題

財務情報分析に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.総資本全体に対するリターンを見るのが総資本利益率(ROA)である。ROA を構成する利益としては,債権者に対するリターン分と株主に対するリターン分の両方を含む事業利益が望ましい。事業利益は,経常利益に金融収益を加えた利益である。 イ.財務レバレッジは,「有利子負債÷自己資本」で求められる指標である。財務レバレッジが高い企業は,財務レバレッジが低い企業に比べて,他の条件を同じとするならば,業績悪化時には自己資本利益率(ROE)の減少幅が拡大する。 ウ.総資本利益率(ROA)は,売上高利益率と総資本回転率の積に分解できる。売上高利益率を高めることが難しい場合は,現在の売上高利益率を維持しつつ,総資本回転率を高めることができれば,ROA を改善することができる。 エ.短期的安全性を見る指標の一つにインタレスト・カバレッジ・レシオがある。インタレスト・カバレッジ・レシオは借入金などの利息を支払うために十分な利益があるかどうかを見る指標であり,貸借対照表の項目同士を比較する安全性指標とともに財務的な安全性を評価する財務指標である。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

6. ウエ

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解説

正解は「ウエ」(正しいものの組合せ)。ア=誤り。事業利益は営業利益に金融収益(受取利息・配当金等)を加えた利益(=経常利益+支払利息等の金融費用)であり、「経常利益に金融収益を加えた利益」ではない。イ=誤り。財務レバレッジは一般に「総資本÷自己資本」で求められる指標であり、「有利子負債÷自己資本」はD/Eレシオ(負債比率)である。財務レバレッジが高い企業ほど業績悪化時のROEの減少幅が大きくなるという後段は正しい。ウ=正しい。ROA=売上高利益率×総資本回転率に分解できるため、売上高利益率を維持しつつ総資本回転率を高めればROAを改善できる。エ=正しい。インタレスト・カバレッジ・レシオ(事業利益÷支払利息等)は利息の支払に十分な利益があるかを見る指標であり、流動比率等の貸借対照表項目同士を比較する安全性指標とともに財務的な安全性の評価に用いられる。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 管理会計論 問題6)

一問一答

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