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管理会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問管理会計論 第227問

問題

我が国の「原価計算基準」では,購入原価および材料副費の計算とその処理について,いくつかの方法が示されている。次の材料Aに関する〔資料〕に基づき,「原価計算基準」に照らして,以下の(ア)および(イ)を計算し,正しい金額の組合せとして最も適切なものの番号を一つ選びなさい。 (ア)実際配賦を行う場合,材料Aの購入原価として計算される金額の上限と下限の差額 (イ)予定配賦を行う場合,材料Aに関連する当月の材料副費配賦差異 〔資料〕 1.当月は材料Aを3,850kg,620円/kgで購入した。なお,当工場では材料Aのみを購入している。 2.材料引取費用以外の全ての材料副費については,現状では実際配賦を行っているが,予定配賦も検討している。なお,予定配賦を行う場合は,材料Aの購入代価の5%を予定配賦する。 3.材料副費実際発生額
費目金額費目金額
購入事務費16,100円倉庫保管費49,000円
関税127,650円引取運賃60,600円
荷役費70,000円買入手数料217,300円
選別費10,000円整理費16,400円
検収費24,000円保険料13,400円

選択肢

  1. 1(ア)66,500円・(イ)66,150円(不利)
  2. 2(ア)91,500円・(イ)3,850円(有利)
  3. 3(ア)91,500円・(イ)27,850円(有利)
  4. 4(ア)115,500円・(イ)3,850円(有利)
  5. 5(ア)115,500円・(イ)27,850円(不利)

正解

4. (ア)115,500円・(イ)3,850円(有利)

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解説

正解は「(ア)115,500円・(イ)3,850円(有利)」。原価計算基準11(4)によれば、材料の購入原価は購入代価に材料副費の一部又は全部を加算して計算する。引取費用(外部材料副費)は必ず加算し、購入事務・検収・整理・選別・手入・保管等の内部材料副費は加算するかどうかを選択できる。(ア)購入原価の上限は全ての材料副費を加算した額、下限は引取費用のみを加算した額なので、その差額は内部材料副費の合計=購入事務費16,100+倉庫保管費49,000+選別費10,000+整理費16,400+検収費24,000=115,500円。(引取費用=関税127,650+引取運賃60,600+荷役費70,000+買入手数料217,300+保険料13,400=488,950円は上限・下限の双方に含まれる。)(イ)引取費用以外の材料副費(内部材料副費)を購入代価の5%で予定配賦する場合、予定配賦額=3,850kg×620円×5%=119,350円。実際発生額115,500円との差額119,350-115,500=3,850円は予定配賦額が実際発生額を上回るため有利差異である。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 管理会計論 問題9)

一問一答

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