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財務会計論難易度: 2025年度

公認会計士 過去問財務会計論 第242問

問題

純資産に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.株主が資本剰余金の区分におけるその他資本剰余金の処分による配当を受けた場合,その配当は,基本的には投資の払戻しの性格を有する。したがって,株主は,配当の対象となる有価証券が売買目的有価証券である場合を除き,原則として配当受領額を配当の対象である有価証券の帳簿価額から減額する。 イ.自己株式の処分が新株の発行と同様の経済的実態を有する点を考慮すると,その処分差額も株主からの払込資本と同様の経済的実態を有すると考えられる。したがって,自己株式処分差益は資本準備金またはその他資本剰余金に計上する。 ウ.一般に,資本取引を除く資本の変動と利益が一致するという関係は,会計情報の信頼性を高め,企業評価に役立つものと考えられている。したがって,当期純利益が,資本取引を除く株主資本の変動をもたらすという関係が成立するように,貸借対照表上,評価・換算差額等は株主資本とは区別されている。 エ.自己株式の無償取得は,自己株式を時価で取得した後に,取得の対価の支払を免除されたと擬制することができる。したがって,自己株式を無償で取得した場合,取得した自己株式を時価で測定し,同額を資本剰余金とする。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

2. アウ

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解説

正解は「アウ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。その他資本剰余金の処分による配当は投資の払戻しの性格を有するため、株主は原則として配当受領額を有価証券の帳簿価額から減額する(売買目的有価証券の場合を除く)。イ=誤り。自己株式処分差益はその他資本剰余金に計上する(自己株式及び準備金の額の減少等に関する会計基準)。資本準備金に計上することはできない。ウ=正しい。資本取引を除く株主資本の変動と当期純利益が一致する関係(クリーン・サープラス関係)を成立させるため、評価・換算差額等は株主資本とは区別して表示される。エ=誤り。自己株式を無償で取得した場合には、自己株式の数のみの増加として処理し、金額は計上しない。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅰ回短答式試験 財務会計論 問題7)

一問一答

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