公認会計士に戻る
管理会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問管理会計論 第212問

問題

当工場では,直接材料を工程始点で投入し製品を生産しており,単純総合原価計算を採用している。次の〔資料〕に基づき,仕損費の処理を非度外視法によった場合の当月の月末仕掛品原価として正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,計算過程で端数が生じる場合,計算途中では四捨五入せず,最終数値の円未満を四捨五入すること。 〔資料〕 1.当月の生産データ
区分数量
月初仕掛品1,200㎏(10%)
当月投入2,000㎏
3,200㎏
正常仕損200㎏(40%)
異常仕損100㎏(60%)
月末仕掛品1,000㎏(50%)
完成品1,900㎏
(注)( )内は加工費進捗度を示している。 2.当月の実際原価データ 月初仕掛品 134,400円 当月製造費用 直接材料費 各自推定 加工費 283,140円 3.その他の計算条件 ⑴ 仕掛品の評価方法は先入先出法を採用している。 ⑵ 仕損は全て当月投入分から生じたものとして計算する。 ⑶ 正常仕損品に売却価値があり,100㎏当たり45円で販売できる。 ⑷ 仮に,仕損費の処理を度外視法によった場合,月末仕掛品原価のうち,直接材料費は100,350円である。なお,正常仕損品の売却価値は主として材料の価値である。 ⑸ 異常仕損は,度外視法,非度外視法のいずれの場合においても,正常仕損費を負担するものとする。

選択肢

  1. 1156,842円
  2. 2160,850円
  3. 3164,000円
  4. 4164,050円
  5. 5164,100円

正解

4. 164,050円

詳しい解説を見る

解説

正解は「164,050円」。先入先出法・仕損は当月投入分から発生。①当月直接材料費の推定:度外視法(両者負担・異常仕損も負担)では、正常仕損200㎏を除いた当月投入分1,800㎏(完成品のうち当月着手分700+異常仕損100+月末1,000)で按分する。正常仕損品の売却価値(200㎏×45円/100㎏=90円)は材料費から控除するため、月末仕掛品の直接材料費100,350円=(当月材料費-90円)×1,000/1,800より、当月材料費=180,720円。②非度外視法:材料費単価=180,720÷2,000=90.36円/㎏、加工費単価=283,140÷(完成1,900-月初換算120+正常80+異常60+月末500=2,420㎏)=117円/㎏。③正常仕損費=200×90.36+80×117-売却価値90=27,342円。これを完成品当月着手分700・異常仕損100・月末1,000の数量比で追加配賦し、月末負担分=27,342×1,000/1,800=15,190円。④月末仕掛品原価=材料1,000×90.36+加工500×117+仕損費負担15,190=90,360+58,500+15,190=164,050円。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題12)

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

管理会計論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では会計士の全1690問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。公認会計士試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の短答式科目に租税法を加えた体系で構成されます。受験資格は不要で、簿記や税理士学習からのステップアップにも向いています。