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管理会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問管理会計論 第216問

問題

当社は,次年度期首に新規設備投資を行うに当たり,投資案Aと投資案Bのうちどちらか一つを採択することを検討中である。次の〔資料〕に基づき,以下の文中の(ア)と(イ)に当てはまる数値の組合せとして正しいものの番号を一つ選びなさい。なお,(*)に当てはまる数値又は語句については各自推定すること。 〔資料〕 1.投資案に関するキャッシュ・フロー情報
区分投資案A投資案B
設備投資額32,935,140円66,526,200円
設備導入による毎年度の税引後キャッシュ・インフロー(一定)9,000,000円18,000,000円
2.投資案の採択条件(次の2つの条件を満たすこと) ⑴ 内部利益率が税引後加重平均資本コスト率(WACC)10%を上回る。 ⑵ 割引率をWACC10%としたときに正味現在価値が正で,かつ,より高い。 3.共通の条件 ⑴ 設備の耐用年数は5年であり,耐用年数経過後の処分価額はゼロと見積もられる。 ⑵ 設備は次年度期首に購入し,設備投資額は期首に一括して支払うものとする。 ⑶ 設備導入による税引後キャッシュ・インフローは,各年度の期末に一括して発生するものとする。 ⑷ 年金現価係数は次のとおりである。
期間9%10%11%12%13%
5年3.88973.79083.69593.60483.5172
⑸ 内部利益率の算定には補間法を用いる。 ⑹ 正味現在価値の算定には年金現価係数を用いる。 内部利益率を計算すると,投資案Aは投資案Bに比べて(ア)ポイント高くなった。正味現在価値を計算すると,投資案Aが(*)円,投資案Bが(*)円となった。このことから,内部利益率がWACCを上回り,かつ,正味現在価値が正で,(イ)円だけ高い投資案(*)を採択することとした。

選択肢

  1. 1(ア)0.4・(イ)526,140
  2. 2(ア)0.4・(イ)562,021
  3. 3(ア)0.4・(イ)590,881
  4. 4(ア)0.6・(イ)526,140
  5. 5(ア)0.6・(イ)562,021
  6. 6(ア)0.6・(イ)590,881

正解

1. (ア)0.4・(イ)526,140

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解説

正解は「(ア)0.4・(イ)526,140」。①内部利益率(年金現価係数=設備投資額÷毎年のキャッシュ・インフローとなる割引率):投資案A=32,935,140÷9,000,000=3.65946。これは11%(3.6959)と12%(3.6048)の間にあるため補間法により、IRR=11%+(3.6959-3.65946)÷(3.6959-3.6048)=11%+0.03644÷0.0911=11.4%。投資案B=66,526,200÷18,000,000=3.6959=ちょうど11%の係数なのでIRR=11.0%。よって(ア)=11.4-11.0=0.4ポイント。②正味現在価値(割引率10%、係数3.7908):A=9,000,000×3.7908-32,935,140=1,182,060円、B=18,000,000×3.7908-66,526,200=1,708,200円。両案ともIRRがWACC10%を上回りNPVも正だが、Bの方が(イ)=1,708,200-1,182,060=526,140円だけ高いため、投資案Bを採択する。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 管理会計論 問題16)

一問一答

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