公認会計士に戻る
財務会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問財務会計論 第212問

問題

「収益認識に関する会計基準」及び同適用指針に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.「収益認識に関する会計基準」の会計処理の定めについては,基本的に国際財務報告基準(IFRS)第 15 号「顧客との契約から生じる収益」(以下「IFRS第 15 号」という。)の会計基準の内容を基礎とした定めから構成されている。一方,同適用指針は,IFRS第 15 号の会計基準の内容を基礎とした定めと追加的に定めた代替的な取扱いから構成されている。 イ.顧客又は潜在的な顧客への販売を容易にするために行われる同業他社との商品又は製品の交換取引は,商品又は製品を交換する同業他社が顧客の定義に該当するため,「収益認識に関する会計基準」の適用範囲に含まれる。 ウ.契約の当事者のそれぞれが,他の当事者に補償することなく完全に未履行の契約を解約する一方的で強制力のある権利を有している場合には,当該契約に「収益認識に関する会計基準」を適用しない。ここで,完全に未履行の契約とは,企業が約束した財又はサービスを顧客に移転していない契約である。 エ.取引価格の事後的な変動については,契約における取引開始日後の独立販売価格の変動を考慮せず,契約における取引開始日と同じ基礎により契約における履行義務に配分する。取引価格の事後的な変動のうち,既に充足した履行義務に配分された額については,取引価格が変動した期の収益の額を修正する。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

3. アエ

詳しい解説を見る

解説

正解は「アエ」(正しいものの組合せ)。ア=正しい。収益認識会計基準の会計処理の定めは基本的にIFRS第15号の内容を基礎としており、適用指針はIFRS第15号を基礎とした定めに加えて、これまでの我が国の実務等に配慮した代替的な取扱いを定めている。イ=誤り。顧客又は潜在的な顧客への販売を容易にするために行われる同業他社との商品又は製品の交換取引は、収益認識会計基準の適用範囲から除かれている。ウ=誤り。前段は正しいが、「完全に未履行の契約」とは、企業が約束した財又はサービスを顧客に未だ移転しておらず、「かつ、対価を未だ受け取っておらず対価を受け取る権利も未だ得ていない」契約をいう。対価に関する要件が欠落している。エ=正しい。取引価格の事後的な変動は、取引開始日後の独立販売価格の変動を考慮せず、取引開始日と同じ基礎により履行義務に配分し、既に充足した履行義務に配分された額は取引価格が変動した期の収益の額を修正する。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題12)

一問一答

5科目1,000問を科目別に学習

財務会計論の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では会計士の全1690問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。公認会計士試験は財務会計論・管理会計論・監査論・企業法の短答式科目に租税法を加えた体系で構成されます。受験資格は不要で、簿記や税理士学習からのステップアップにも向いています。