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財務会計論難易度: 2026年度

公認会計士 過去問財務会計論 第211問

問題

「退職給付に関する会計基準」に関する次の記述のうち,正しいものの組合せとして最も適切な番号を一つ選びなさい。 ア.退職給付費用については,原則として「売上原価」又は「販売費及び一般管理費」に計上する。ただし,数理計算上の差異に係る当期の費用処理額の金額が重要であると認められるときには,当該金額を特別損益として計上することができる。 イ.確定拠出制度については,当該制度に基づく要拠出額をもって費用処理するため,未拠出の額は「未払金」として計上する。 ウ.年金資産とは,特定の退職給付制度のために,その制度について企業と従業員との契約(退職金規程等)等に基づき積み立てられた特定の資産をいう。年金資産は,退職給付以外に使用できないが,事業主の資産と交換することは認められている。 エ.連結財務諸表において,当期に発生した未認識数理計算上の差異及び未認識過去勤務費用並びに当期に費用処理された組替調整額については,その他の包括利益に「退職給付に係る調整額」等の適当な科目をもって,一括して計上する。

選択肢

  1. 1アイ
  2. 2アウ
  3. 3アエ
  4. 4イウ
  5. 5イエ
  6. 6ウエ

正解

5. イエ

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解説

正解は「イエ」(正しいものの組合せ)。ア=誤り。退職給付費用は原則として売上原価又は販売費及び一般管理費に計上するが、特別損益への計上が認められるのは、新たに制度を採用したことによる過去勤務費用や大量退職に伴う数理計算上の差異のように、その発生が「臨時」で、かつ金額が重要な場合である。金額の重要性のみでは特別損益計上は認められない。イ=正しい。確定拠出制度については当該制度に基づく要拠出額をもって費用処理し、未拠出の額は未払金として計上する(退職給付会計基準31項・32項)。ウ=誤り。年金資産の要件には、退職給付以外に使用できないことに加え、事業主から法的に分離されており、積立超過分を除き事業主への返還や事業主の資産との交換が「禁止」されていることが含まれる。エ=正しい。連結財務諸表では、当期発生の未認識数理計算上の差異・未認識過去勤務費用及び当期に費用処理された組替調整額を、その他の包括利益に「退職給付に係る調整額」等の科目で一括計上する。(出典: 令和8年公認会計士試験 第Ⅱ回短答式試験 財務会計論 問題11)

一問一答

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