問題
民法における不法行為に基づく損害賠償責任(マンションの工作物に関するものを含む。)に関する次の記述のうち、最も不適切なものはどれか。
選択肢
- 1土地の工作物の設置又は保存に瑕疵があることによって他人に損害を生じたときは、その工作物の占有者は、損害の発生を防止するのに必要な注意をしたときは責任を免れ、その場合は所有者が損害を賠償しなければならない。
- 2土地の工作物の所有者は、損害の発生防止に必要な注意をしたことを証明すれば、損害賠償責任を免れることができる。
- 3不法行為による損害賠償請求権は、被害者又はその法定代理人が損害及び加害者を知った時から3年間(人の生命又は身体を害する不法行為は5年間)行使しないときは、時効によって消滅する。
- 4工作物責任において、占有者が損害発生防止に必要な注意をしたことを証明したときは、占有者は損害賠償責任を負わない。
正解
2. 土地の工作物の所有者は、損害の発生防止に必要な注意をしたことを証明すれば、損害賠償責任を免れることができる。
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解説
所有者が注意を証明すれば免責されるとする記述が不適切。工作物責任では占有者は必要な注意をすれば免責されるが、所有者の責任は無過失責任で免責の余地がない(民法717条1項ただし書の反対解釈)。占有者の免責と所有者への移行、占有者が過失責任であること、消滅時効が知った時から3年(生命・身体侵害は5年。民法724条)であることはいずれも正しい。(根拠:民法717条・724条)
一問一答
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