司法書士に戻る
不動産登記法難易度: 標準2023年度

司法書士 過去問不動産登記法 第246問

問題

不動産登記に関する法令における期間の定めに関する次のアからオまでの記述のうち、正しいものの組合せは、後記 1 から 5 までのうち、どれか。なお、申請はいずれも登記所に書面を提出する方法により行うものとする。 ア 新築した建物の所有権を取得した者は、その所有権の取得の日から 1 か月以内に、所有権の保存の登記を申請しなければならない。 イ 法定相続情報一覧図つづり込み帳の保存期間は、法定相続情報一覧図の保管の申出の日から 10 年である。 ウ 取締役会設置会社であるA株式会社とその代表取締役であるBとの間で締結した売買契約に基づく所有権の移転の登記を申請する場合において、利益相反取引に当たる当該売買契約を承認する旨のA株式会社の取締役会の議事録及び当該議事録に押印された印鑑に関する証明書を添付するときは、当該印鑑に関する証明書は、作成後 3 か月以内のものでなければならない。 エ 相続を登記原因とする所有権の移転の登記を申請する場合において、登記原因を証する情報として戸籍謄本を添付するときは、当該戸籍謄本は、作成後 3 か月以内のものであることを要しない。 オ 国外に住所を有する日本人を登記義務者として所有権の移転の登記を申請する場合において、当該申請書に添付すべき登記義務者の印鑑に関する証明書に代えて、在外公館において作成される登記義務者の署名が本人によるものである旨の証明書を添付するときは、当該証明書は、作成後 3 か月以内のものであることを要しない。

選択肢

  1. 1アウ
  2. 2アオ
  3. 3イウ
  4. 4イエ
  5. 5エオ

正解

5. エオ

詳しい解説を見る

解説

正解は「エオ」(正しいものの組合せ)。 ア=誤り。新築した建物の所有権を取得した者が所有権の取得の日から1か月以内に申請しなければならないのは、表題登記である(不動産登記法47条1項)。所有権の保存の登記に申請義務は課されていない。表示に関する登記と権利に関する登記の違いを押さえる必要がある。根拠:不動産登記法47条1項 イ=誤り。法定相続情報一覧図つづり込み帳の保存期間は、法定相続情報一覧図の保管の申出の日から5年間である。この期間内であれば一覧図の写しの再交付を受けることができる。10年ではない。根拠:不動産登記規則247条、28条 ウ=誤り。作成後3か月以内であることが要求されるのは、登記義務者の印鑑に関する証明書等である。第三者の承諾を証する情報や利益相反取引を承認した取締役会の議事録に押印された印鑑に関する証明書については、この期間制限は設けられていない。根拠:不動産登記令16条3項、18条3項、19条 エ=正しい。相続を登記原因とする所有権の移転の登記において登記原因を証する情報として提供する戸籍謄本等については、作成後3か月以内であることを要しない。相続の事実は時の経過によって変動するものではないからである。根拠:不動産登記令7条1項5号イ オ=正しい。国外に住所を有する日本人について、印鑑に関する証明書に代えて在外公館において作成される署名証明書を提供する場合、その証明書は作成後3か月以内のものであることを要しない。在外公館での証明を得るには相応の時間を要することへの配慮である。根拠:不動産登記令16条2項・3項 以上より、正しいのはエとオであり、正解は「エオ」となる。(出典: 令和5年度 司法書士試験 午後の部 第25問)

一問一答

全11科目1,000問を科目別に学習

不動産登記法の関連問題

この調子で演習を続けよう

スキマ資格では司書の全1350問を分野別・難易度別に体系的に学習できます。司法書士試験は午前の部(憲法・民法・刑法・会社法商法)と午後の部(民事訴訟法等・供託法・司法書士法・不動産登記法・商業登記法)の択一式に、不動産登記と商業登記の記述式を加えた構成です。受験資格は不要で、行政書士や宅建からのステップアップにも向いています。