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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第218問

問題

景気後退とインフレーションが同時に発生する状態を何というか?

選択肢

  1. 1スタグフレーション
  2. 2デフレスパイラル
  3. 3リセッション
  4. 4ハイパーインフレ

正解

1. スタグフレーション

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解説

景気が悪い(不況)のに物価が上がる(インフレ)という、一見矛盾した状態がスタグフレーションです。stagnation(停滞)とinflation(インフレ)を合わせた造語で、不況と物価高が同時に襲ってくる、家計にとって最もつらい状況の一つです。 なぜ起きるのか。教科書的には、原油などの供給コストが急騰する「供給ショック」が典型例です。1970年代のオイルショックでは、原油価格の高騰で企業のコストが膨らみ、生産が落ち込んで失業が増える一方、コスト上昇分が価格に転嫁され物価も上がりました。総供給曲線(AS曲線)が上方・左方にシフトすると、産出量は減り(不況)物価は上がる(インフレ)という、まさにスタグフレーションの図になります。これは「不況なら物価は下がる」という従来の常識を覆し、需要を刺激する政策だけでは解決しにくい難問でした。 紛らわしい用語を整理します。デフレスパイラルは物価下落と景気悪化が悪循環する現象でインフレとは逆方向。リセッションは単なる景気後退で物価上昇は含意しません。ハイパーインフレは物価が天文学的に暴騰する激しいインフレで、不況との同時発生を指す言葉ではありません。『不況+インフレ』をひとことで表すのがスタグフレーションです。

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