問題
選択肢
- 1AD-ASモデル
- 2マンデル・フレミングモデル
- 3ハロッド・ドーマーモデル
- 4ソローモデル
正解
1. AD-ASモデル
詳しい解説を見る解説を閉じる
解説
IS-LMモデルに「物価水準」という視点を加えて、物価と国民所得(産出量)の関係を描き出すのがAD-ASモデルです。AD(総需要曲線)とAS(総供給曲線)を組み合わせ、経済全体の物価と産出量がどこで決まるかを同時に説明します。 仕組みをかいつまんで。IS-LM分析は物価を一定として利子率と所得を決めますが、現実には物価も動きます。そこで物価を変化させてみると、物価が上がると実質的なお金の量が減ってLM曲線が動き、均衡する国民所得が変わります。この「物価と国民所得の組み合わせ」を集めたのがAD曲線(右下がりの総需要曲線)です。これに、企業側の生産事情を表すAS曲線(総供給曲線)を重ねると、その交点で物価と産出量が同時に決定されます。物価の変動まで取り込めるので、インフレやスタグフレーション、財政・金融政策が物価と生産に与える影響を分析できるのが強みです。 他のモデルとの違いを押さえましょう。マンデル・フレミングモデルは開放経済(貿易や資本移動がある国)でのIS-LM拡張版、ハロッド・ドーマーモデルやソローモデルは長期の経済成長を説明する成長理論です。『物価水準を導入してAD曲線を導き、産出量と物価を決める』のはAD-ASモデルです。
中小企業診断士トップ
一問一答・予想問題・まとめノート