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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第223問

問題

負の外部性がある場合、市場均衡と比べて生産量はどうなるか?

選択肢

  1. 1過大になる
  2. 2過小になる
  3. 3最適になる
  4. 4変わらない

正解

1. 過大になる

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解説

工場の排煙や騒音のような負の外部性(他人に迷惑というコストを及ぼすのに、その分の費用を企業自身が払っていない状態)があると、市場に任せた生産量は社会的に望ましい水準より過大になります。要するに、作りすぎてしまうのです。 なぜ過大になるのか、費用の食い違いで説明できます。企業が意思決定に使うのは自分が負担する私的費用(材料費や人件費)だけ。しかし社会全体で見ると、それに公害による健康被害や環境悪化といった外部費用が上乗せされた社会的費用がかかっています。社会的費用>私的費用なので、企業は本当のコストを過小評価したまま「安いつもりで」たくさん作ってしまう。社会的に最適な量は「社会的限界費用=需要(社会的限界便益)」で決まるのに、市場は「私的限界費用=需要」で決めるため、その差の分だけ生産が過大になり、死荷重(社会的損失)が発生します。 対比として、正の外部性(教育やワクチン接種のように、本人だけでなく周囲にも便益が及ぶ場合)では逆に生産・消費が過小になります。「迷惑=負=作りすぎ(過大)」「恩恵=正=作らなすぎ(過小)」とセットで覚えると混乱しません。この過大を是正する手段が、外部費用と同額を課すピグー税です。

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