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経済学・経済政策難易度:

中小企業診断士 一問一答経済学・経済政策 第368問

問題

経済学でいう「費用」に含まれ、会計学では含まれない費用は何か?

選択肢

  1. 1機会費用(暗黙の費用)
  2. 2原材料費
  3. 3人件費
  4. 4減価償却費

正解

1. 機会費用(暗黙の費用)

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解説

経済学でいう「費用」には、会計帳簿に載る実際の支出(明示的費用)に加えて、『その選択をしたために諦めた、他の道で得られたはずの最大の利益』も含めます。これを「機会費用(暗黙の費用)」といい、会計学では費用に計上されません。ここが経済学的利潤と会計的利潤の違いを生む核心です。 たとえば、年収600万円の会社員が脱サラして自分の店を開いたとします。会計上の費用は仕入れや家賃などの実支出だけですが、経済学では『会社員を続けていれば得られた600万円(諦めた給料)』や『自己資金を銀行預金していれば得られた利息』も機会費用として費用に含めます。だから会計上は黒字でも、機会費用まで引くと経済的には損、ということが起こりえます。 選択肢にある原材料費・人件費・減価償却費は、いずれも実際にお金が出ていく(または資産が減る)明示的費用で、会計でも経済学でも費用に入ります。会計には現れず経済学だけが算入する“見えないコスト”——それが機会費用だと押さえましょう。意思決定では常に「次善の選択肢を捨てた代償」を意識する、という経済学の根本姿勢を表す概念です。

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