問題
選択肢
- 1機会費用(暗黙の費用)
- 2原材料費
- 3人件費
- 4減価償却費
正解
1. 機会費用(暗黙の費用)
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解説
経済学でいう「費用」には、会計帳簿に載る実際の支出(明示的費用)に加えて、『その選択をしたために諦めた、他の道で得られたはずの最大の利益』も含めます。これを「機会費用(暗黙の費用)」といい、会計学では費用に計上されません。ここが経済学的利潤と会計的利潤の違いを生む核心です。 たとえば、年収600万円の会社員が脱サラして自分の店を開いたとします。会計上の費用は仕入れや家賃などの実支出だけですが、経済学では『会社員を続けていれば得られた600万円(諦めた給料)』や『自己資金を銀行預金していれば得られた利息』も機会費用として費用に含めます。だから会計上は黒字でも、機会費用まで引くと経済的には損、ということが起こりえます。 選択肢にある原材料費・人件費・減価償却費は、いずれも実際にお金が出ていく(または資産が減る)明示的費用で、会計でも経済学でも費用に入ります。会計には現れず経済学だけが算入する“見えないコスト”——それが機会費用だと押さえましょう。意思決定では常に「次善の選択肢を捨てた代償」を意識する、という経済学の根本姿勢を表す概念です。
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