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経済学・経済政策難易度: 易

中小企業診断士 一問一答|経済学・経済政策 第234問

問題

2つの無差別曲線が交わることはあるか?

選択肢

  1. 1交わらない
  2. 2必ず交わる
  3. 3条件次第で交わる
  4. 4原点付近でのみ交わる

正解

1. 交わらない

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解説

結論から言うと、2本の無差別曲線が交わることは「ありません」。無差別曲線は消費者の選好を表す重要な道具で、互いに交差しないというのが基本性質の一つです。 なぜ交わってはいけないのか、背理法(もし交わったらと仮定して矛盾を示す方法)で考えるとスッキリします。仮に2本が点Aで交わったとしましょう。無差別曲線は「同じ効用(満足)の組み合わせを結んだ線」なので、低い方の曲線上の点Bと交点Aは同じ満足、高い方の曲線上の点Cと交点Aも同じ満足、ということになります。すると「BとAが同じ」「CとAが同じ」なのだから「BとCも同じ満足」のはず。ところがCはBより多くの財を持つ点(より望ましいはず)なので、Cの方が満足が高くなければおかしい。「同じ満足」と「Cの方が高い」が同時に成り立ち、矛盾します。だから最初の「交わる」という仮定が誤りで、無差別曲線は交わらないと結論できます。 この性質は、「推移性(BとAが同じ満足で、CとAも同じ満足なら、BとCも同じ満足)」と「単調性(多い方が望ましい)」という2つの前提から導かれます。上の背理法でも、前半で推移性を、後半で単調性を使っています。他の選択肢「必ず交わる」「条件次第で交わる」「原点付近でのみ交わる」はいずれも、この矛盾を回避できないため誤りです。無差別曲線は右下がり・原点に対して凸・互いに交わらない、という3点セットで覚えておくと安心です。

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